ここまできたK。

全く薬を飲ませなくなって

今日で一週間が過ぎた。

先日の3か月検診では、

とてもいい経過である、と

先生に言っていただけて、うれしかった。

2.65kgまで落ちた体重は

元に戻ってくれていて、

3kgを超えた。

洋服を着せていないと可哀そうなくらいに

やせてしまっていた貧相な身体つきは

もうない。

300gの違いなんて、大したことないと

思っていたが、犬の300gは大したことなのだ。

首の辺りの皮がタルタルしてきた時には

正直、このままやせ衰えてしまったら

どうしようかと思ったし、

別の病気なのではないか、と思ったり。

やっとここまでたどり着いたK。

よく頑張ったと思う。

退院して一か月が過ぎたころ、

なによりも、食欲が落ちないで

よく食べてくれるのに、

体重が落ちていったので

心配していた。

その面影はもうない。

本当に、本当に嬉しい限りだ。

立て続けに手術を受けて、

今、このような結果を迎えて思うのは、

もしも、手術をしないままの今日だったら、

多分、Kよりも飼い主が精神的に

おかしくなっていたのではないか、ということ。

毎日本人(本犬?)はもとより、

飼い主もよく眠れず、

心臓がキリキリと痛い日々を過ごしていたから。

それは長くは続けられなかったと思う。

確かに、100%成功する手術ではないし、

現実、亡くなったワンちゃんにも出会った。

Kがそうなっていた可能性も十分あったのだ。

そうだった場合、今どんなふうに生活していたか、

と考えることもある。

ただ、あの瞬間の飼い主は、

ただ、ただできるだけのことを、

自分の最大限の努力をしたかった。

恥も外聞もなく、Kを助けたかった。

それだけだった。

生きても、そうでなくなっても、

Kに、

『助かる可能性があったのに、全力で努力しなくて、ごめんね』

とは言いたくなかった。

だから、そこは、努力できたと思う。

今こうして、懐の中でスヤスヤと寝ているKを、

Kの重さを腕に感じて、

安堵する自分の気持ちに気が付くと同時に、

これから先が大事なんだ、と痛感する。

つなぎとめた命を、

この先、必ず訪れるサヨナラまでの日々を

無駄にしないように、

いい加減に過ごすことだけはしたくない。

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