今朝の投薬から、
利尿剤が増えた。
Kはクレートを少しだけ
覚えてくれて、
だるい時などは、自分から
クレートで休んでくれるようになった。
これを車の中でも、やってくれたら
嬉しいが、そこまではまだ……。
早朝から駐車場のブルーシートを
半分開けて、車を入れた。
半分は不用品があるので、
駐車場はピッチピチだ。
午前中は整理の時間に充てる予定にしていたが、
薬が増えたKの様子を見守ることにした。
今日もひざの上に乗りたがり、
長椅子の首回りに長くなって横になった。
これもまた、元気な時にKの定位置だ。
耳元に心臓がくるので、
鼓動がダイレクトに聞こえてくる。
早くなったり、遅くなったり。
すごく怖い。
早くなって、早くなって、って
いったら、どうなってしまうのか。
『ぽんぽん、ぽぽん、ぽぽん』
もう、どきん、どきんなんて、余裕はない。
ぽ。
である。
この音を聞くと、途端に不安の虫が
騒ぎ出す。
あと20日。
薬を増やして心臓を守る。
肺を守る。
助けてほしい。
見た目は元気そうにしているから、
身体の中でどんなことが起きているのか、
まったく想像がつかない。
先生が薬を増やす、とおっしゃって、
『なんで? 血液検査でまぁまぁなんでしょ?』
と思ってしまった。
また増やすのか。
これ以上は、身体に負担がかかるようにも
思えてきた。
今朝、薬の準備をしながら、
『ここで飼い主が、
投薬を勝手に減らしたりしたら、
大変なことになるだろう』
などと、心の悪魔?天使?が
ささやいた。
あと20日。
遠い。
一週間後なら、まだいい。
20日も強い薬を飲ませるのは
本当につらい。
飼い主が差し出すピューレ(ちゅ~るの無添加版)を
必死に舐めきるKの姿を見て、
また胸が締め付けられた。
たくさんの薬を一生懸命食べてくれている。
苦しい。
食欲がわかない。
昨日、レストランに行ったり、
夜、お弁当を買って食べたりしておいて
本当によかった。
しばらくの間の栄養補給はできたはず。
今日は、昨日と打って変わって晴天だ。
鳥のさえずりが聞こえる。
Kも目を開けたまま、
飼い主の首のところで
横になっている。
苦しいのか、痛いのか。
何も言わず、ただじっと
首元にいる。
『ぽぽぽぽ』
心臓の鼓動が、飼い主の首に伝わる。
今日も外出があるのだけれど、
早く切り上げて帰ってこよう。
ホームドクターへの連絡もしなくては。
大丈夫だ、大丈夫。
この状態で一週間後、
ホームドクターに血液検査をお願いして、
腎臓の値を確認していただく。
その結果を今の病院に知らせて
対応を仰ぐ。
数値が悪くなっていても、
よっぽどのことがない限り、
手術までこのままいきたいという。
Kの腎臓が耐えられるか。
Kの心臓が耐えられるか。
頭の中に酸素がいかないような感覚。
心臓が重い感じ。
呼吸が浅い。
しっかりしなくては。
飼い主がしっかりしなくてどうする。
食事も食べられないではなくて
食べるのだ。
砂を噛むような食事であったとしても
身体に入れなくては。
寒さで体調を崩したりでもしたら、
Kを輸送できない。
Kと一緒に乗り越えるのだ。

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