勝手が違って。

朝起きて、玄関先の野菜に水をやって。

ふっと、心配になって、

家に入り、二階に駆け上がる。

「あっ、・・・。」

Kはいないのだった…。

いつもなら、手短に水やりが済まないと

一度は二階に上がって、Kの様子を見て、

また、外に出たりする。

習慣とは恐ろしい……。

思わず笑ってしまった。

いきなり急変することはないと

思ってはいるが、心臓のことはわからない。

『キャン、と吠えてから

容体が急変してしまいました』

などという、読み物を目にしてしまうと、

いつ、何が起こっても仕方ないのだと思う。

だから、心がざわつく時は

感を信じて、行動する。

今の飼い主にできること。

あと、数時間後には、

Kの犬生で初めての手術が始まる。

心臓の負担を考えると

恐ろしくてできなかったことを

このタイミングでしてしまう。

飼い主のエゴか。

それともKへの愛情の深さゆえか。

心の格闘は今でも続いている。

危険にさらして、痛い思いをさせている。

でも、それがクリスマスの頃には

笑って話ができるように。

年の瀬に、わいわいと家族で

この出来事を振り返ることができるように。

今を誠実に、ただひたすらに

Kの快復を願う。

Kのいない、この空間を見つめると、

やはり存在の大きさがわかる。

いなくならないで。

コメント

タイトルとURLをコピーしました