朝、突然の出来事。

物事は、いつも突然だ。

悪いことなら、なおさら。

家族に急病人が出るのも突然。

いつその日がきても、

おかしくない年齢になっている家族。

それでも。

もう少し、もう少し、と思ってしまう。

救急車の手配は、転倒した時よりも

困難だった。

血中酸素濃度が元々低いことを伝え、

数値を言うと、

「いつもと変わらない、ということですね」

と。

「いやぁ、確かにそうですが……」

いつもと様子が違う、くらいではダメらしい。

でも、脳に問題があった場合、

モタモタしていたら、一刻を争うと聞く。

どうしても、病院に連れて行ってほしいと

伝え、反応を待つ。

「もう、救急車はないんですよ」

「……」

「今の時間、もうないんですよ」

「……」

こちらが、

『それでは、もう少し様子を見ます』という

返事を待っているのだろうか。

どうにもならなくて電話しているのに。

だんだん腹がたってきた。

日曜に倒れてしまったのが、いけない。

そうなのだ。

みんな、助けてほしい人ばかり。

40分ほど救急車の中で受け入れ病院を探し、

ようやく出発。

自分は後から車で追う。

サイレンをならして病院に向かう

車の後ろにいたところで、

赤信号を優先して行けるのは

救急車だけ(-_-;)。

どんどん差が開く。

ここは地元だ。

裏道から行くか。

方向転換して、裏道から病院に向かう。

どのくらい後で到着できたのかわからないが、

家族はすでに待合所にいた。

救急車は2台止まっていた。

先客がいた。

さらにその前の方がいたのか、

みなさん、お年寄りの急患。

母と話していたその人は、

10日前から入院を希望して

ようやく受け入れてもらえたとか。

救急車で来なければならないほど

放置されているとは、なんということ。

病院は、人間交差点。

いろいろな事情を抱えた人が行き交う。

二軒断られて決まった病院。

果たしてどうなっていくのか。

自分は相当冷静に対応できたと

思っていたが、結構どうようしていたことが

時間経過でわかる。

家族なんて、そんなもの。

覚悟なんて、ない。

できない。

なんとか回復するように、

毎日通って様子伺いするしかない。

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