なんだか、今日のKは動く。
昨日、クリニックに連れて行くまでは
動いても機敏さは感じなかった。
それが、帰宅して、
パンティング状態であっても
廊下をスタスタ、後ろ足を若干滑らせながらも
スピードがあった。
そのうちにハアハアはおさまり、
お水をゴクゴク。
何か食べたいのか、キッチンに来て、
飼い主の足を前足で掻く。
この行為も久しぶりだ。
クリニックでは、何か治療を受けたわけではない。
どちらかというと、興奮して、
受付の方に吠えたり、知らない人を見つけては
吠えたり。
いつものKだった。
興奮した後は、ドッと呼吸が苦しくなるはずなので、
帰宅してからも注意深く見守ったが、
興奮がおさまると、出かける前のように
床に寝そべった。
少し休ませたほうがいいと思ったので、
ベッドで添い寝をしてみたところ、
すぐに寝てくれた。
その後の夕飯時も、久しぶりにココグルメを食べてくれた。
これには、本当にうれしくて、
お替りも与えてみた。
(全体の量としても、通常の半分くらいだが)
食いつきは、決してよくないものの、
食べ始めると完食してくれた。
先生が、
「まずは、食欲です。肺水腫の子は食べなくなります」
と、おっしゃっていた。
まだ、Kは大丈夫なのかもしれない。
期待してしまう。
肺水腫になる前のKに戻れるだろうか。
大きな期待は、後のショックがツラいから、
しないことにしていた。
でも、昨日からのKを見ると
なんだか心が弾む。
先ほど、玄関チャイムが鳴った。
「わん、わんっ! ワン、ワンっ!」
しつこいくらいに、いつものように、
Kが吠えてくれた。
興奮は毒だから、なだめて心臓に手を当ててみる。
ドックン、ドックンはしていない。
トク、トクっといった感じ。
それがいいのか、悪いのかの判断はつかないが、
Kがスキップするように、廊下を歩いているのが、
久しぶりでうれしい。
飼い主の上着の中に入って寝る、おきまりの
スタイルはもうできないのかもしれないが、
目の届くところで、床にフセの状態でいたり、
自分のベッドに丸くなって、ぱっちりとした目で
こちらをじーっと見つめていたり。
Kのできる限りの甘え方で、飼い主のそばにいてくれる。
それが何よりもうれしい。
苦しい姿でない、今の何気ない時間が
とても大切なのだ、と思った。

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