後悔先に立たず。

横になった途端に強い睡魔……。

このまま寝てしまって

Kに異常が起きたときに

どうする? と思ってしまう。

しばらくYouTube先生の

犬のマッサージなど観つつ、

Kが定位置に納まり、

動かなくなったところで

飼い主も就寝。

2時にトイレ&給水。

Kが枕元に来ると

自然に目が覚めるから不思議だ。

利尿剤が身体に入っているので

水をよく飲む。

こっくん、こっくん、と

よく飲んでくれて、なんだかうれしい。

お腹と胸の動きを見て

呼吸の早さを確認する。

早い、と思う。

肺に水が溜まってしまったので

心臓が悲鳴を上げて

心不全を起こしたらしい。

難しいことはわからないが、

次に同じような症状が出たら

迷わず練馬に走る。

絶対に。

今回の咳は、

始まりが聞きなれない、

コンコンといったもの。

一昨日の咳はコンコンではなく、

カッ、カッといった感じ。

とにかく、身体を横にすることもできず、

じっとできない感じ。

次第に呼吸が荒いだけで、

動きまわることもせず。

Kのそばを離れて身支度する間の

怖かったこと。

動かすのも怖かったが、

抱っこバックにKを入れて、

水まきをした。

病院前で順番待ちをしている間、

「元気そうに見えるけど……」

と一緒にドアが開くのを待っていた

柴犬の飼い主さんに言われ、

『そうだ、そうだ、Kは大丈夫』

と思い込もうとしたこと。

抱っこしながら、

『2番目に到着した、男性は80歳だという。

順番を譲ってあげようか……』

なんて、悠長なことを考えたりもした。

実際には、先生の前に通されて、

すぐに先生の表情が厳しくなった。

「これ、危険です。

すぐに処置したいけれど、

Kちゃんは興奮しているので、

点滴の準備は厳しいと思います。」

先生は次々に出来ないこと、

出来ることの話をしてくださる。

病院に連れて来た際の、

Kの興奮度は毎回のこと。

常にハアハアしていて、

検査が検査にならないようなことも(-_-;)。

今回もそれがプラスされているように

思っていた。

看護師さんに支えられて

注射をする際にも、

いつもならジタバタして、

飼い主に助けを求めたりする。

今回は、その力もない。

ただ、ハアハアしている。

「舌の色が悪い。おかあさん、これは

とてもよくない兆候です。」

先生は容赦ない。

「今できることから、Kちゃんの性格に合わせて

やっていきましょう。教科書通りに薬を流し込んだら

きっと途中で終わります。」

先生は脅しなどではなく、

正直に言ってくださっているのだと思う。

しかし、

『なんてことだろう』

と思った。

Kは肺水腫などでは、ない。

心の中で思っていた。

気管支炎かなにか。

だって、今は咳が止まったし、

ハアハアの感じは

雷雨を怖がっている時のKの様子に似ていたから。

でも、舌の色がピンクではなく、

白っぽい。

灰色?

これがとても気になった。

これだけが怖かった。

先生に舌の色を診てもらって、

「なんでもないですよ。」

と言ってもらって、安心したかった。

だから、Kのごほうび用の鶏ジャーキーも

車に積んできた。

朝ごはん抜きで連れて来たKに

帰りに食べさせてあげたかったから。

……、もう、それどころではない。

「はじめに言っておきますが、

うまくいかない、

そういう場合もあるということを

承知しておいてください。」

先生の言葉が冗談のように聞こえた。

私の頭になかなか入ってこない。

「お預かりして処置したいのですが、

おかあさんから離れた時に

Kちゃんはますます興奮してしまうかもしれません。

興奮が一番よくないんですーーー」

目の前で先生が説明してくださるが、

現実のことやら、頭が完全に思考停止している感じ。

午後になって

Kを酸素室に入れられるようになってから、

「おかあさんが冷静に判断されたから」

と言ってくださったが、

いやいや、何も考えていない。

判断などできるはずもない。

甘かった。

思い返せば、7月下旬の定期検診の

予定日を決める際も、

前回の結果がよかったことを

過信していたと思う。

あわよくば、Kの心臓病は

治ってくれるのではないか、とまで

考えていた。

それが一気に崩れた。

強い薬をKはこの先ずっと飲まなくてはいけない。

そうならないために、

日ごろの食事、運動量、体重管理なども

気を遣ってきた。

3か月ごとの定期検診も、

肺水腫にならないために

行ってきたことだ。

8月の検診の際でも、

腎臓が少し気になる値だったものの、

全体的な数値はまだ余裕のはずだった。

今回の場合、

急性だった、と先生はおっしゃった。

ホントにそうなのか。

飼い主が見過ごしていただけではないのか。

検診で咳のことは先生に話していた。

気になるようなら、強い薬を始めるか、

との話も一瞬出た。

その時に、飼い主が決断していたら、

肺水腫になることはなかったかもしれない。

後悔先に立たず、である。

飼い主としては、強い薬を何種類も飲ませるのは

抵抗があった。

人間の考えで薬漬けにしてしまうことに。

結局、そうしてしまった。

しかし、薬を飲み始めることで

先生が少しホッとしたように見えた。

今までは血栓の薬とサプリを毎日。

それだけでも抵抗があった。

Kの血液はドロドロなのだそう。

8月の検診でも、先生のその言葉が

気にかかった。

『なんとかできないものか』

血栓の薬は、血液の循環を

よくするためのものらしい。

この薬を飲み続けていなかったら

さらに悪化させていたかもしれない。

そんなことも考えた。

今回の発症により、

3種類の薬を追加された。

利尿剤は徐々に減らせる薬。

強心剤、降圧剤はずっと必要らしい。

さらに、血栓の薬は続けたほうがいいと

先生はおっしゃる。

血液がドロドロのKにとって、

血栓の薬こそ、止めてはならない、と

飼い主は思う。

あと、食事の内容をもう一度見直そう。

血液がサラサラになる食事。

人間ならよく聞くフレーズではないか。

犬にもきっとあるはず。

調べてみよう。

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